MOVE ON PROJECT 取り組み事例

瀬戸市社会福祉協議会とのDX推進に向けた取り組み(2024年2月20日掲載)

瀬戸市社会福祉協議会とのDX推進に向けた取り組み(2024年2月20日掲載)

  • 瀬戸市社会福祉協議会
  • 都道府県:愛知県瀬戸市
取り組みの目的

jinjer株式会社は、瀬戸市社会福祉協議会と共同でDX研修を実施しました。本取り組みは、同協議会のDX推進施策の一環として、職員のDXに対する共通理解・機運醸成を目的に実施されました。また、DX研修をきっかけにグループウェアを導入し、情報連携の効率化に取り組んでいます。今後もjinjerが伴走しながらさらなるDXの実現に向けて取り組みを進めていきます。

課 題
  • DXに取り組みたいと思いつつも、何から始めるべきか悩んでいた
  • 職員の間でDXに対する理解や関心に差があった
取り組み
  • 「DXの共通理解」と「業務課題の発見」を目的とした研修を実施
  • 研修を契機にグループウェアを導入し、情報連携の効率化をめざす

2回の「DX研修」を実施

瀬戸市社会福祉協議会のDX推進施策の一環として、職員のDXに対する共通理解・機運醸成を目的としたDX研修を実施しました。

第1回:DX基礎研修(2023年5月29日)

第1回の研修では、DXを始める第一歩として、DX研修を講座形式で実施しました。「組織内のDXに関する共通理解」をゴールに設定し、「DXとは?」といったDXに関する基礎知識をはじめ、DX推進の手順や、DXの事例などについて紹介していきました。

第2回:業務課題発見のワークショップ(2023年6月30日)

第2回の研修では、第1回の研修を踏まえ、「DXのタネを探そう!」というテーマで業務課題を発見するワークショップを実施しました。まずは日々の業務課題を書き出しました。次に、課題に対する解決策を考え、グループでディスカッションをしました。

参加した職員の方々がワークシートいっぱいにアイデアを書き出したり、時間を延長するほど議論が盛り上がったりと、とても活発なワークショップとなりました。

瀬戸市社会福祉協議会 職員の皆様のコメント


社協としても業務量が多く負担を感じています。DX化を進めて少しでも業務負担の軽減を図ることで新しい事業や地域住民に還元できるような取り組みを実施できればと思っています。


社協の業務や職員の仕事に対する姿勢は良い見方をすれば、長年の業務をかたちを変えることなく、継続できていましたが、一方で時代の流れや変化に合わせて、事業形態を変えていくことに高いハードルがあると感じていました。今回の研修も新しい試みだったと思いますが、ワークを通して、課題の洗い出しができ、グループ内で共有することで、思いがけず、自分と同じような疑問を持っていた職員もいたのだと、心強い気持ちにもなりました。

研修をきっかけにグループウェアを導入

DX研修で課題として挙がった項目の中から、情報連携の効率化の取り組みを開始し、グループウェアの導入をおこないました。jinjerのベンダーとしての知見を活かしながら、瀬戸市社会福祉協議会の業務と組織に最適なシステムの選定をおこないました。

瀬戸市社会福祉協議会 加藤局長 コメント

人口減少と少子高齢化が進行するなか、本会では資金収支や人員体制の確保等で厳しさが増しており、この先、持続可能な法人運営について危機感が高まっています。限られた経営資源で地域福祉を支える現場に労力と時間を傾注すること、そしてデジタル技術を活用したDXにより地域福祉に関わるすべての人々がその効果を享受できる未来に少しでも近づいていけるよう取り組みを始めました。