MOVE ON PROJECT 取り組み事例

一般社団法人トナリノとの社内研修の様子(2024年5月16日(木)実施)

一般社団法人トナリノとの社内研修の様子(2024年5月16日(木)実施)

  • 一般社団法人 トナリノ
取り組みの目的

MOVE ON PROJECTでは、自治体や福祉支援団体の支援を行っています。
今回は、プロジェクトを通して伴走している「一般社団法人 トナリノ」様から、今まで進めていた岩手県内の震災復興から、現状のDX支援など幅広い取り組みにつながってきた詳細について学ぶことを目的とした、社内研修の様子を一部ご紹介します。

2011年3月11日に発災した東日本大震災によって、壊滅的な津波被害を受けた岩手県陸前高田市のボランティアをきっかけに、現在、代表理事を務める佐々木さんが設立した法人。

震災直後は避難所運営、物資支援、情報発信等の緊急支援を行なっていましたが、現在は「地域の相棒」として、住民からの様々な困りごとを聞き、解決をするための多様な活動を展開しています。主な事業領域は「デジタル」「広報制作」「防災伝承」「中間支援」の4つとなっています。

トナリノ様の研修内容を一部紹介

日本の現状について
今から40年後には、日本の人口は1億人を切り、高齢化率は40%の超高齢化社会になっていることが予想されます。このように、人口減少と高齢化が進むなかで、地域が単独で問題を解決していくことは難しいとされています。

このような背景を踏まえ、一般社団法人トナリノでは、デジタルを活用・普及することで、
地域の課題に対処し、地域間のつながりを強化すべく、取り組みを進めています。

デジタル化に関しては、2020年の新型コロナウィルス感染症の拡大や2021年のデジタル庁の発足などを受け、日本中で加速度的に進みつつあります。一方で、東北6県では、自治体職員の関心不足や地域住民の高齢化が進んでいることもあり、デジタルリテラシーが低い場合が多く、地域全体のデジタル化が遅れている状況にあります。

このような背景を踏まえて、MOVE ON PROJECTでは、一般社団法人トナリノ様と連携し、自治体職員・地域住民のデジタルリテラシー向上に向けて、取り組みを進めていきます。

研修の様子

今回の研修に参加した 倉田希さんのコメント

研修を受けて、”おらがまち”思考という言葉が印象に残りました。
人口減少や高齢化が進む中で、地域単独では出来ないことを、地域と地域をつなぐことで実現するというトナリノさんの考えは今の時代にとても合っている考えなのだろうと個人的には感じています。各地域の良さを日本にうまく残していくためにも、地域の選択肢を広げられる活動にjinjerが関わることで出来たらいいなと思っています。