岩手県庁との県内NPOのDX推進に向けた取り組み
- 岩手県庁
- 都道府県:岩手県
jinjerでは、これまで岩手県内で進めてきたNPO支援の取り組みを通じて、岩手県庁様と協力し、県内NPO法人のDX推進を支援しています。広大な地理的条件や人口減少に伴う人手不足といった地域特有の課題を背景に、オンライン活用の促進やDX推進に必要な基盤づくりを進めることで、NPOの活動効率化とサービス向上を目指しています。
- 人口減少による人手不足の解決に向けて、限られた人材でDXや福祉サービスの質向上を進めていかなければならない
- DXへの苦手意識を解消するための勉強会や相談会を実施し、岩手県内のNPO法人がアクションを起こしやすい土台作りをサポート
取り組みの経緯
これまでjinjer社が、岩手県内で進めてきたNPO支援のなかで、岩手県庁様とつながり、より一層、岩手県内のDXを推進すべく、取り組みを開始いたしました。
岩手県では、広大な面積や積雪による移動の困難さからオンライン活用が効果的である点と、人口減少による人手不足の解決に向けて、限られた人材でサービスの質向上を進めていかなければならないという現状があります。また、NPO特有の課題として、DXを推進するための人材も不足しているという状況です。
このような背景を踏まえて、jinjerが岩手県庁と協力し、県内NPOへのDX推進に向けた取り組みを開始いたしました。
具体的には、岩手県内のNPO法人が持つ、DXの苦手意識を解消するための勉強会や相談会を実施し、NPOが活動分野を問わずアクションを起こしやすい土台作りをサポートしていきます。
進めていく取り組み
1. DX勉強会
岩手県主催の県内NPO向けのDX勉強会を、jinjerが講師として実施します。
2. 個別相談会
DXの課題を抱えるNPO向けに、個別相談会を実施します。
3. MOVE ON PROJECTによる個別サポート
jinjerで解決可能な課題を模索し、「MOVE ON PROJECT」の枠組みで個別にサポートを実施。
2024年8月6日(火)にDX勉強会を開催
8月6日(火)に、岩手県内のNPO・市民活動団体等に向けたDX勉強会「業務のデジタル化から始めるNPOのDX〜デジタル技術を使った業務効率化を考える〜」を開催いたしました。
※本勉強会は、岩手県よりNPO活動交流センター管理運営業務を受託している「いわてソーシャルパートナーシップ共同体」が実施しています。「いわてソーシャルパートナーシップ共同体」は、特定非営利活動法人いわて連携復興センターと株式会社めんこいエンタープライズで構成されています。
勉強会には、講師として広報室中村さん、マーケティング部大杉さんが登壇しました。本勉強会を通して、参加いただく方には自身の業務課題と向き合い、デジタルで置き換えられる業務を模索し、DX化への第一歩につなげられればと考えています。
岩手県内ではDXへの苦手意識を持つNPOも多い中で、今回「DXの本質は変化でありデジタルはそのための手段。デジタル化したい!ではなくデジタルを使ってどうなりたいかが重要」とのお話をいただき、参加者にとってDXとは何か?という第一歩の学びなったと感じます。また、業務改善につなげるデジタル活用事例を複数知ることができ、今後各団体で具体的なアクションへ展開していくことを期待しています。